筋トレをしない期間が続いて、筋肉が目に見えて落ちてしまった人に朗報です。
トレーニングも食事も意識しなければ筋肉は予想以上に簡単に落ちます。
ただ、一度付いた筋肉は元の状態に戻りやすいのでそこまで悲観することではありません。
筋肉は「マッスルメモリー」と呼ばれる機能があり、一度付いた筋肉の情報を記憶する・・!
本記事ではこのあたりの「落ちた筋肉が戻りやすい理由」や「どのくらいで元通りにできるのか」などについて分かりやすく解説します。
- 落ちた筋肉が戻りやすい理由
- マッスルメモリーのメカニズム
- どのくらいで元の状態に戻る?
タップできる目次
落ちた筋肉が戻りやすい理由は?
先ほども言った通り、マッスルメモリーによるものです。
ウェイトトレーニングなどで付いた筋肉は「遺伝子レベル」で記憶されます。
マッスルメモリーとは?
数か月、あるいは数年間のレーニングブランクがあっても、遺伝子が筋肉の情報を記憶しているので短期間で元の状態を取り戻すことが出来る状態です。
一度クリアしたゲームをもう一度最初から初めても、攻略法が分かっているので前よりも早くクリアできますよね。それと同じイメージです。
筋肉が大きくなる一連の流れを体がしっかり学習しているので、0から筋肉を大きくする時よりも効率的に筋肥大することができます。
マッスルメモリーはどれだけブランクが長くても有効
幼い頃の習い事というのは時間が経てば経つほど以前のようにはできなくなっていきますが、マッスルメモリーに限ってはどれだけ経っても有効です。
意識していようがしていまいが、遺伝子レベルで記憶してしまうので忘れることはないんですね。
筋肉を記憶させるのに必要な期間
このマッスルメモリーが働くのに必要な筋肉の学習期間は大体1年と言われています。
ただこの手の研究報告は未だに詳しく解明されているわけではないので目安として考えてください。
半年筋トレをして筋肉を大きくしても体が学習しないとは考えにくいですが、細かい事は分かりません。
一部研究では数か月単位でもマッスルメモリーが作用している
筋トレ経験のない男性を対象とした研究です。
- 週3回7週間のトレーニング
- その後7週間の休養
- 休養後さらに週3回7週間のトレーニング
⇒前中後の筋肉量を比較
この研究では最初の7週間で付いた筋肉はその後の休養で実験前の状態に戻ってしまっていました。
ただ、最終的な筋肉は最初の7週間後の筋肉よりも大きく肥大していたんです。
要するにマッスルメモリーが働いて前よりも早く筋肉が成長したということですよね。
こういった研究報告もあるので、マッスルメモリーが1年必要というのも一概に言えないかもしれません。
参考:Study proves ‘muscle memory’ exists at a DNA level
筋肉が戻りやすいのと同時に前よりも大きくなりやすい!
筋肉が落ちても、マッスルメモリーにより元の状態を取り戻しやすいだけでなく以前よりも大きくなりやすいです。上の研究報告の結果からも分かりますね。
筋トレを長期間止めていた人にとっては嬉しい話です。
どのくらいで元の状態に戻るのか?
これに関しては一概に言えないので答えはありません。
人それぞれ筋肉の付きやすさも違いますしトレーニング内容も違います。そして、ブランクの期間も違いますので。
とはいえ、落ちた筋肉がどれくらいで戻るのかはこちらの動画が参考になるかなと思います。
筋トレがこれからできなくなる・長期間サボってしまった人も悲観することはない・・!
落ちてしまった筋肉でもマッスルメモリーにより、前よりも断然早く筋肉を大きくできます。
今現在かなりブランクがある人や今後できなくなってしまう人にはマッスルメモリーはかなりありがたい機能ですね。
筋肉の研究は今現在でも分かっていない事が多いですし、「ホントかよ」ということも多いですが・・
これに関しては科学的にも実証されていますし、多くの上級者トレーニーも口を揃えて話していることです。
ただ、一時とはいえ一度付けた筋肉を失うのは勿体ないので、できるだけ「維持すること」を目標にしたいところではありますね。