今回は上記のような身長が高い人で筋トレを続けてるのに、全然体が変わらず筋肉がつかない人に向けて書いていきます。
この記事はこんな奴が書いてます。
僕の身長は185cmのまあまあ身長高い方で、大したことないですが一般的にマッチョと言われる体型にはなれたんじゃないかなと思います。
僕の経験から高身長の筋トレについて解説していきます。
- 身長が180cm越えの高身長な人
- 筋トレしてるけど変わってこない人
- 一度筋トレ頑張ったけど挫折した人
高身長の筋肉が大きくならない理由
結論から言うと、高身長は筋肉が付きにくい面もありますが、多くの場合はつかないわけではなく身長が高いが故に「変化が分かりづらい」だけです。
理由①筋肉がついても見た目の変化が少ない
圧倒的にコレです。
高身長の筋トレは意味ないんじゃないかと悟ってる人もいるかと思いますが、体の変化が少ないだけで実はちゃんと筋肉ついてます。
ついてないように見えるけどちゃんと成長してるんです。一旦落ち着いてください。
※もちろん本当についてない人もいるかもしれません。
理由②身長が高いと筋肉の厚みが出にくい
正直3年以上筋トレしてても低身長の人より厚みが出ないのは今でも思い知らされてて、変化が少ないことが悩ましいです。
高身長の筋トレで筋肉の変化が分かりづらい理由
身長が高い人は低い人に比べて骨が長いので、同じ量の筋肉がついても引き延ばされてしまって厚みがでないからです。
身長が低い人はちょっと筋肉がついただけで目に見えて変わるので羨ましく思っちゃいますね。
シンプルに身長高い人は筋トレ関係なく同じ標準体重でも全然標準に見えないくらい細くみえますし。
高身長の悲しき定め・・
理由③身長が高いと消費カロリーが多くて食事が大変
高身長は体が大きいので消費するエネルギーも多くなりがちで、そこに筋肉を大きくするためにオーバーカロリーの食事を続けていく必要があるのでかなり大変です。
これもどうしようもないので辛いですね。
身長に比例して胃袋も大きくなってほしいところですが人によっては小食ですし筋肉が付かない理由の一つになっちゃいます。
僕自身、身長高めの痩せ型だったんで苦労しました。ぶっちゃけ筋トレより食トレのが何倍もきつかったです。
理由④意味ない筋トレをしている可能性も
とはいえまり効果がないような意味がないに近い筋トレをしていて、本当に筋肉がつかない高身長さんもいるかと思います。
これはよくある意味のない筋トレ3つの例です
- 食べる量を増やさないで筋トレ
- 軽い重さばかりの筋トレ
- 短期間で結果を求めてる
こうはならないように注意です。
要するにマッチョになりたければしっかり食べつつ重い重量をメインにトレーニングして何か月も続けることが大切ってことですね。
関連記事:ガリガリな人にありがちな筋肉がつかない原因と改善方法について
理由⑤高重量トレができていない
筋肉をつけるには高重量でのトレーニングが必要不可欠です。
高身長だろうが低身長だろうが筋肉をつけたいなら低重量で回数をこなすよりも重い重量で少ない回数(10回未満)で限界がくるような種目をしてください。
この基本ができていないと筋肉がつかない原因の一つになります。
とはいえ筋トレ初心者、最初のうちは大きくなりやすいので高身長が筋肉つかない理由として一番強いのは上で挙げた理由①,②の面が大きいと思います。
加えて身長が高い人は高重量トレーニングにおける不利要素もあるんです。下で解説します。
高身長はあらゆる筋トレの種目で不利になる
ただでさえ変化が少なくてデカくなりづらいのに、実は高身長はベンチプレスなどのあらゆる筋トレの種目で不利になってしまうこともあります。
主な種目はこちら
- ベンチプレス
- スクワット
- デッドリフト
- アームカール
・・いま挙げてて思ったんですがほとんどの種目不利かもしれません。
腕が長いためベンチプレスが不利
人にもよりますが腕が長いとベンチが不利です。
高身長だとバーベルを持ち上げなければいけない量が増えるのでその分パワーも必要になるからです。
まあ要するに腕が長いと可動域が広がるので消耗が激しいし肘、関節の負担が大きいというわけです。
足が長いためスクワットが不利
スクワットでも高身長で足が長い分、しゃがむ量も増えて膝への負担も大きいです。そのせいで重い重量のセットを組みづらくなるので悲惨です。
高身長は筋トレ続ける上で呪い背負ってるようなもんなんです。
胴が長く腰からバーベルまでの距離が遠くなるのでデッドリフトが不利
じゃあデッドリフトは足が長くても腕が長いから良いんじゃないの?と思ったら大間違い。
デッドリフトでは腰からバーベルまでの距離が長いほど腰への負担が大きくなるので胴長な高身長は不利になります(てこの原理の支点と作用点の関係)。
てこの原理は支点になるところと作用するところの距離が長いとトルクが大きくなり、その大きくなったトルクが腰にかかるわけです。
デッドリフトは胴長だと「腕の長さ関係なく不利になる」って話です。
※実際は膝の動きや四頭筋も作用するのでもう少し複雑です
デッドリフトでてこを表現すると支点と力点がほどんど腰の位置で変わらないので、改めて考えるとかなり不利なてこですね。そりゃフォーム大事だし腰痛めやすいわけだ・・
ここに身体が固くて腰を立たせることが出来ない要素が加わると腰の負担尋常じゃなくなるので高身長で体が硬い人は要注意。(僕です)
肘から手までの距離が長いのでアームカールが不利
これもてこの原理理論です。
身長が高くて手が長いと肘から手までの距離が長いので二頭筋への負荷が大きくなります。
アームカールの場合は肘が支点・ダンベル(手)が作用点・二頭筋が力点です。
これは想像しやすいですね。
高身長は高重量でセットを組みづらく筋肉が大きくなりにくい
ここまでで分かった通り、高身長はいろんな種目で高重量を扱いづらいです。
筋肉を付けたいならとにかく重い重量でセットを組んでいくのが良いんですが、普通の人と比べて挙上重量を上げていく難易度が上がるのは筋肉がつきにくい原因になります。
種目の不利を補う方法
高身長の高重量の扱いづらさを補うやり方は下の2つ。
- チーティング(反動)を使う
- 第三者に補助してもらう
この二つで「無理やり高重量を扱ってしまう」という方法です。
要するにチーティングと補助を利用してネガティブメインのトレーニングをするということ。
ポジティブ動作:筋肉が収縮して重りを持ち上げる動き
ネガティブ動作:筋肉を伸ばしてスタート位置に重りを下ろす動き
ネガティブ動作の方が筋肥大に有効だと言われてるので持ち上げる動きが出来なくても反動と補助でなんとかなるわけです。
ポイントは筋繊維が伸びていくのを感じながらゆっくりねちねち下ろしていくこと。すぐに力を抜いたらダメ。
これをすればある程度カバーできるかなと思います。
まとめ:高身長は筋肉がついても変化が分かりにくい
高身長は体が大きいので筋肉が延ばされ厚みが出ず変化が分かりづらかったり、手足が長いことでの種目の不利、食事の不利があったりと筋トレが難しい体型です。
それでも続けていれば成果はでますし種目の不利もチーティング等でカバーできます。
ですがシンプルな高身長のメリットを忘れちゃいけませんよ
- デカくなると迫力がある
- 種目では負けても純粋なパワーは半端ない
何故か腕も足も自分より細そうなのに身長が高いだけで相手の方がデカく感じるんです。
身長高くて筋肉あると威圧感あってすげえってなりやすいのでぜひ頑張ってください(僕も頑張ります)。
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